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認可保育園と認可外保育園はどういった点が違うのか徹底解説

認可保育園と認可外保育園の違いを知っていますか。おそらく知らない人がほとんどだと思います。そこで本記事では、認可保育園と認可外保育園はどういった点が違うのかを解説します。子供の預け先で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

認可保育園・認可外保育園について

認可保育園・認可外保育園について紹介します。

・認可保育園とは

・認可外保育園とは

下記では、それぞれについて解説します。

認可保育園とは

認可保育園とは、児童福祉法によって保育所という名前で定義されている児童福祉施設のことを指します。これらの施設は、国が定めるさまざまな基準をすべて満たし、都道府県知事からの認可を受けています。また、保護者は保育料を市町村に支払う必要があります。

認可外保育園とは

認可外保育園は、国の基準を満たしていないため、認可がおりてない保育園という名前で定義されている児童福祉施設のことを指します。自治体によっては、独自の基準を満たしていれば、認証を受けた保育所も認可外保育園に含める場合もあります。また、認可外保育園では、自治体に申請するのではなく、直接保育園に申し込みを行います。

保育料は月額で決められる場合もありますし、必要な時間に応じて預かってもらうこともでき、保育料は認可保育園と比べると高めです。ただし、認可外保育園には病気の子供を預かったり、認可保育園では預かれない時間帯に預けられたり、一時預かりができる場合が多いです。

共働き家庭でなくても、保育が必要な場合に利用できるので保護者にとってかなり便利です。

認可保育園と認可外保育園の違いについて

認可保育園と認可外保育園の違いについて5つ紹介します。

・保育料

・適用範囲

・種類や方針

・補助金制度

・人員の配置

下記では、それぞれの違いについて解説します。

認可保育園と認可外保育園の違い①:保育料について

認可保育園は、運営費のほとんどが国費でまかなわれているため、保育料は比較的低く設定されています。保護者が支払うべき金額は、世帯年収や生活保護の有無などに基づいて決定されます。認可外の保育園は、国や自治体からの補助金を受け取ることができないため、保育料が高くなる傾向があります。

ただし、保育料は場所や施設、保育内容によって異なり、一時預かりのように時間単位で保育料が設定されることもあります。認可外の保育園は保育料が高額ですが、その代わり、保育の自由度が高く、延長保育や夜間、休日の保育にも柔軟に対応できるというメリットもあります。

認可保育園と認可外保育園の違い②:適用範囲について

2019年10月から実施された無償化制度において、認可保育園と認可外保育園では適用範囲が違います。認可保育園では、3〜5歳児の保育料が無償化されますが、0〜2歳児は住民税非課税世帯に限られます。

認可外保育園では、3〜5歳児の月額保育料が最大37,000円まで無償化されますが、0〜2歳児は住民税非課税世帯に限られて月額42,000円まで無償化されます。ただし、無償化の対象は保育料のみであり、給食費などの負担はありますので、注意が必要です。認可保育園では、3〜5歳児の保育料が無償化されるため、保護者の経済的な負担が軽減されます。

保護者は子供の年齢、経済的な状況を考慮し、最適な保育施設を選択する必要があります。無償化制度の利用にあたっては、具体的な費用面やサービス内容を確認することが重要になります。

参照:内閣府 幼児教育・保育の無償化概要

認可保育園と認可外保育園の違い③:種類や方針について

認可保育園は、公立園と私立園に分けられます。公立園は市区町村が運営し、私立園はNPO法人や社会福祉法人などの民間団体が運営しています。私立園は、運営によって違う保育、運営方針がある一方、公立園は自治体の運営基準に従った保育を行うことが特徴です。

認可保育園と認可外保育園の違い④:補助金制度について

自治体によっては、認可保育園に入れない場合でも、認可外保育園に通う際に補助金を提供してくれるところもあります。認可保育園と同じくらいの保育料で通うことも可能なため、補助金の提供を行っている保育施設が周りにないか調べてみることをおすすめします。

認可保育園と認可外保育園の違い⑤:人員の配置

認可保育園と認可外保育園の違いで人員配置が挙げられます。人員配置が不十分な場合、保育士1人あたりの負担が増え、長時間労働や休みが取りにくい状況が生じる可能性があります。

認可保育園では、人員配置が詳細に定められているため、人手不足のリスクが低いです。一方、認可外保育園では、人件費の削減のため最低限の人数で運営されている場合もあります。応募や面接の際には、労働環境を確認することが重要です。

認可保育園の保育料が決定される要因

認可保育園の保育料が決定される要因について4つ紹介します。

・住民税

・自体の定め

・子供の年齢や人数

・保育時間

下記では、それぞれの要因について解説します。

要因1:住民税

認可保育園の保育料は、住民税の額でも変わってきます。住民税の額は、世帯全員の所得の合計に基づいて計算されるため、実質的には所得に応じて保育料が設定されます。所得は、自営業者と会社員・パート・アルバイトで計算方法が異なり、自営業者の場合、売上から支出や経費を差し引いた金額が所得となります。

一方、会社員やパート・アルバイトの場合、源泉徴収前の収入額から給与控除を差し引いた金額が所得となります。

要因2:自治体の定め

自治体によって保育料が定められる場合もあります。各自治体は、認可保育園に支給する補助金の額が違うように設定しています。補助金は運営費に充てられるため、補助金が多い自治体では保育料が低くなり、少ない自治体では保育料が高くなる傾向があります。

要因3:子供の年齢や人数

子供の年齢や人数によって、認可保育園の保育料は変動します。認可保育園では、一部の例外を除いて3歳以上の子供の利用料は無償化されます。ただし、3歳未満の場合は、世帯年収の条件を満たすかどうか確認する必要があります。また、預ける子供の人数によっては、保育料が半額になったり、無料になる場合もあります。

要因4:保育時間

保育園の保育時間には、保育標準時間と保育短時間の2つがあります。保護者の働き方によって分けられ、保育標準時間はフルタイムで働く人向けであり、保育短時間はパートタイムで働く人向けです。

それぞれのタイプによって、保育園を利用できる時間が変わります。保育短時間は、1日の保育時間は8時間で、保育標準時間は1日の保育時間は11時間です。また、指定の時間以上を利用する場合は、延長保育料を支払う必要があります。

認可保育園と認可外保育園で働くそれぞれのメリット

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認可保育園と認可外保育園で働くそれぞれのメリットを紹介します。

・認可保育園のメリットについて

・認可外保育園のメリットについて

下記では、それぞれのメリットについて解説します。

認可保育園のメリットについて

①経営が安定的

認可保育園で働く1つ目のメリットは、経営が安定していることです。国からの補助金により、経営不振に陥りにくく、保育施設では施設の管理費や人件費が国費でまかなわれています。そのため、保育士の雇用も安定しており、長期間同じ園で働き続けることができます。

②行事やイベントが豊富

また、2つ目のメリットとして、認可保育園は多くの行事やイベントがあることが挙げられます。一般的な認可保育園では、園児の数が20人以上であり、大規模な園では60人以上の園児がいることもあります。

そのため、広い施設やホール、園庭などが整備されており、季節ごとの行事がたくさんあります。保育士の方々は、子供たちと一緒にイベントや行事を楽しむことでやりがいを感じることができます。

認可外保育園のメリットについて

①得意分野で力を発揮しやすい

認可外保育園で働くメリットの1つは、自分の得意な分野で力を発揮しながら働くことができることです。認可外保育園は、独自のカリキュラムを重視して運営しているため、わざと認可を受けていない場合もあります。

英語や、水泳、ダンスなど、施設ごとにさまざまな分野に力を入れているため、自分が理想とする保育を実現できる園を見つけることができます。

②小規模な園であれば1人の子供と向き合う時間が増える

認可外保育施設では、病児保育や企業主導型保育など、小規模な運営が代表的で、保育士の数も少ない場合がほとんどです。そのため、子供1人ひとりとじっくりと向き合い、落ち着いた保育を行うことができます。子供との関わりを大切にしたい人には認可外保育園があっているといえます。

認可保育園と認可外保育園の収入の違い

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認可保育園と認可外保育園の収入では、一般的に認可保育園の方が補助金などの影響で高い傾向があります。ただし、認可外保育園でも運営元によっては高い収入を設定しているところもあります。認可外保育園は運営形態も多様で数も多いため、給与水準は様々です。

また、企業内保育園や院内保育園では、保育士も企業や病院のスタッフとして雇用される場合があります。そのため、一般的な保育園よりも給与が高くなります。

認可保育園や認可外保育園に転職するならチェックしておくべき項目

認可保育園や認可外保育園に転職するならチェックしておくべき項目を3つ紹介します。

・負担は大きくないか

・待遇面に不満はないか

・雰囲気があっているか

・転職前の仕事と比べてどうなのか

下記では、それぞれの項目について解説します。

負担は大きくないか

認可保育園や認可外保育園や認可保育園に転職する前に、負担は大きくないかを確認しておきましょう。認可保育園や認可外保育園は、それぞれ運営形態や保育内容が異なりますので、自身のライフスタイルに合った職場を選ぶことが重要です。

勤務時間や、残業はどのくらいあるのか、休暇制度などをよく確認し、働く上での負担が適切かどうかを判断しましょう。保育士は忙しいため、ストレスや負担が大きい仕事です。プライベートの時間を確保することも保育士を続ける上で大事です。

そのため、園見学や面接で十分な情報収集を行うことが大切です。自分に合った職場を見つけることで、やりがいを感じながら長く働くことができます。

待遇面に不満はないか

認可保育園や認可外保育園に転職する前に休暇制度や福利厚生などをしっかり整備しているかを確認しましょう。確認せずに転職すると自分の思っていたことと実際のギャップによって仕事へのモチベーションが湧かなくなります。

転職を考える際には、自身のキャリア目標や職場環境に合った保育施設を選び、将来に向けてのキャリアプランを見据えた判断をすることが大切です。

雰囲気があっているか

認可保育園や認可外保育園に転職する前に、実際に園見学に参加することが重要です。大規模園か小規模園か、園庭やホールの有無などをチェックし、理想の保育を実現できる環境かを確認しましょう。また、保育士さんの雰囲気や実際の保育内容、子供の様子も見ておくと、将来の自分の姿をイメージするのに役立ちます。

転職前の仕事と比べてどうなのか

転職する前の職場で自身が抱えた不満や希望を踏まえ、新しい職場での環境や条件をよく考慮することが大切です。収入や休暇制度だけでなく、人間関係もかなり大事になります。

また、転職したけど前の職場の方が自分に合っていたということは結構あります。なので、転職を決めるまでに自分と向き合い、情報収集をすることが転職の成功の鍵となります。

認可外保育園が認可保育園になる可能性

保育所不足や待機児童の問題を解決するため、政府は許可外の保育所に補助金を増やすことを検討しています。具体的な施策として、認可基準を満たすための改修費用を補助金として支給することが考えられています。

これにより、認可外保育園の運営における資金面の悩みが解消され、保育の質の向上にもつながるでしょう。したがって、今後は認可・認可外に関わらず、保育士の待遇も同様に向上する可能性があります。

まとめ

本記事では、認可保育園と認可外保育園はどういった点が違うのかを解説しました。認可保育園と認可外保育園はどういった違いがあるのか理解できたかと思います。認可保育園と認可外保育園のどちらで働こうか悩んでいる人はこれらの違いを踏まえてどちらが自分にあっているか知ることが重要です。

また、どこの保育施設に子供を預けるか悩んでいる保護者の方も本記事を参考にしてぜひ、ご家庭で一度話し合ってみてください。