保育士になりたいと思ったきっかけや理由は、どんなものがあるのでしょうか。保育士になりたい人はきっかけや理由を明確にしておくことはとても重要です。そこで本記事では、保育士になりたいと思ったきっかけや理由を4つの動機に分けて解説します。保育士になりたい人はぜひ参考にしてみてください。
保育士になりたい人はきっかけや理由を明確にしておこう
保育士になりたい人は、きっかけや理由を明確にしておきましょう。就活の際の面接で自信を持って応えるためにも、なぜ保育士になりたいと思ったのかを明確にしておくことが大事になってきます。また、保育士になってつまずいた時も、保育士になった理由が明確になっていれば、新たなモチベーションとなり、問題解決を行う原動力になります。
保育士になりたいきっかけや理由:子どもとの関わりが動機となるもの
保育士になりたいきっかけや理由は人それぞれ違います。ここでは、保育士になりたいきっかけや理由が、子どもとの関わりが動機となるものを3つ紹介します。
・子どもが好きだから
・弟や妹がいるから
・年下の子どもと関わる機会があったから
下記では、それぞれの動機について解説します。
子どもが好きだから
子どもが好きだからという理由で、保育士になったという人はたくさんいます。子どもが好きな人にとって子どもと毎日触れ合える仕事は天職と言えます。仕事で疲れていても、子どもたちの笑顔を見ると疲れが飛んで行きます。なぜ保育士になったか理由を聞くと子どもが好きだからと返って来ることがほとんどです。
弟や妹がいるから
保育士になりたい理由として、弟や妹がいるからと応える人も多くいます。身近に弟や妹のような保育を必要とする小さな子どもがいれば、幼少期に保育の楽しさを体験して保育士になりたいと思うこともあります。保育園の子どもたちに将来の夢を聞くと、保育士になりたい子どもが多いそうです。
年下の子どもと関わる機会があったから
ボランティア活動を通じて幼稚園や保育園で子どもたちと関わる機会があり、その中で、子どもたちとのふれあいや成長を見ることがとても楽しく感じて保育士を目指した人もいます。また、親戚の子どもたちと一緒に遊ぶ機会で、子どもたちとの関わり方やコミュニケーションに興味を持つこともあります。
これらの経験を通じて、子どもたちとの関わりが自分にとってとても意義深いものであることを実感して保育士を目指すきっかけになるといったケースもあります。
保育士になりたいきっかけや理由:憧れや尊敬が動機となるもの
保育士になりたいきっかけや理由に、憧れや尊敬が動機となるものも存在します。
・子どもの頃からの夢で保育士に憧れているから
・実習先の保育士に憧れたから
下記では、それぞれの動機について解説します。
子どもの頃からの夢で保育士に憧れているから
保育士になりたいきっかけや理由が、子どもの頃からの夢で保育士に憧れているからという人もよくいます。子どもの頃から保育士の仕事に興味を持っており、子どもたちと関わることが好きな人にとって、子どもたちの成長を支えることができる保育士の仕事はとても魅力的です。
実習先の保育士に憧れたから
実習先で出会った保育士に憧れて保育士になることを決意した人もいます。実習先の保育士が、子どもたちとの関わり方に情熱と責任感で溢れているのを見て、自分も、子どもを情熱と責任感を持って保育する仕事をしたいと、実習の経験が職業を決める転機になることもあります。
保育士になりたいきっかけや理由:保育士としてのスキルや経験が動機となるもの
保育士になりたいきっかけや理由に、保育スキルや経験が動機となるものを5つ紹介します。
・実習の経験から
・他業種の経験から
・スキルを活かしたいから
・子育て経験を活かしたいから
・職場体験の経験から
下記では、それぞれの動機について解説します。
実習の経験から
実習を通じて、子どもたちとの関わりを深めることの楽しさや喜びを実感した経験から保育士になろうと決めるケースもあります。実習では、子どもたちとの関わりを深めることで、子どもたちの笑顔や成長を目の前で見ることができ、これまでに感じたことのない達成感を感じたという人もいます。
また、実習に行く前は保育士になろうと思っていなかった人も実習後は、保育士として働くことも視野に入れることも珍しくありません。
他業種の経験から
保育士はコミュニケーション能力が求められます。日々の子どもたちとのコミュニケーションはもちろん、保育士同士でのコミュニケーション、また、保護者とのコミュニケーションといった数多くのコミュニケーションを毎日行います。
そのコミュニケーション能力を得意とする他業種の経験をもった人で保育士として子どもを中心にコミュニケーション能力を活かしたいという理由で保育士としてキャリアをスタートすることもあります。
スキルを活かしたいから
保育士としての資格を活かし、子どもたちの成長をサポートすることができます。保育資格を持っていれば将来、就職で困ることはありません。現状、保育士不足が深刻な問題になっている日本において保育の資格やスキルを持っていることはかなりのアドバンテージになります。
子育て経験を活かしたいから
保育士は、自分の保育経験から得た知識やスキルを活用し、より良い子育てを行うことができます。子どもたちはまだ未熟であり、時には困難な状況に直面することもありますが、子育て経験が、保育士として子どもたちが健やかに成長する手助けになります。
環境も大切な要素であり、子どもたちが健やかに成長できるような環境づくりにも取り組むことができます。
職場体験の経験から
保育士になりたいきっかけや理由として職場体験の経験が挙げられます。職場体験は学生が将来の職業を考える貴重な時間です。職場体験を通して自分の向いている職業が保育士だと気づく人も多くいます。また、職場体験をするまでは保育士になりたいと思っていなかった人も、職場体験を通して保育士になりたいと思うケースはよくあります。
保育士になりたいきっかけや理由:音楽や製作に関する動機となるもの
保育士になりたいきっかけや理由の最後は音楽や製作に関する動機となるものです。音楽や制作が好きという特性を活かすために保育士になる人もいます。音楽や製作に関する動機となるものを2つ紹介します。
・音楽が得意
・製作が得意
下記では、それぞれの動機について解説します。
音楽が得意
ピアノなどの音楽が得意という理由で保育士を目指す人もいます。保育園では毎日音楽の時間があり、歌を歌うのが日課です。音楽の時間を楽しみにしている子どももたくさんいます。それほど、保育園と音楽は、切ってもきれない関係なのです。
保育士の資格試験の実技では音楽に関する試験があります。ピアノや他楽器が弾けることを活かして保育士に挑戦するのも1つの手だといえます。
製作が得意
創造力や想像力を育む必要のある保育園では、制作が得意なことも大きなアドバンテージとなります。制作は自己表現を学ぶことができるので保育園のカリキュラムに含まれていることが多いです。
また、遊び時間でもお絵描きや折り紙を楽しむ子どもは多いため、保育園にとって製作が得意な保育士は かなり需要があります。そのため、製作が得意な人が保育士を目指すケースは珍しくありません。
保育士不足の現状
ここまで保育士になりたい理由を紹介しましたが、保育業界は人手不足の問題を抱えています。ここでは、保育士不足の現状について2つ紹介します。
・保育士は約7.4万人不足
・保育士は9割の都道府県で不足
下記では、それぞれの○○について解説します。
保育士は約7.4万人不足
現在、日本全国で約7.4万人の保育士不足が深刻な問題となっています。この不足の主な要因は、保育施設の増加や待機児童問題の解消による需要の増加です。保育施設の数は増えているものの、保育士の数が追いつかず、待機児童が発生しています。また、保育士の労働環境や待遇の改善が進まず、人材確保が難しい状況も業界に影響を与えています。
保育士の仕事は責任が大きく、給与や労働時間などの待遇面が不十分であるため、人々が保育士として働く意欲が低くなっています。このような状況下で、保育士不足の解消には、待遇の改善や働きやすい環境の整備が業界において必要不可欠です。
保育士は9割の都道府県で不足
現在、日本全国のほぼ全ての都道府県で保育士不足が深刻な問題となっており、平成25年度の新規求人倍率では、9割の都道府県で1倍を超えています。都道府県別の新規求人倍率を知りたい人はこちらを参照ください。
また、保育士の資格取得には時間と費用がかかるため、新たな保育士の確保が難しい現状にあります。そのため、保育施設や幼稚園などで十分な保育士を確保することが難しくなっており、保育サービスの提供に支障が出ています。この問題を解決するためには、保育士の資格取得を支援する制度や、保育士の待遇改善などが必要とされています。
保育士になるメリット
保育業界は人手不足という大きな問題を抱えていますが、保育業界で働くメリットもたくさんあります。最後に、保育士になるメリットを5つ紹介します。
・資格職で転職に強い
・働き方が自由である
・子どもに元気をもらえる
・安定した職業である
・免許更新が不要である
下記では、それぞれのメリットについて解説します。
資格職で転職に強い
保育士は現在、とても需要が高い職業です。子どもの数が増えていることや、共働き世帯の増加により、保育施設や幼稚園などでの需要が増えています。そのため、保育士の転職先も豊富です。また、保育士の資格は他の資格と比べて取得が比較的容易です。専門学校や短期大学などでの養成課程を修了することで、資格を取得することができます。
さらに、保育士の資格を持つことで、子どもと関わる仕事全般に就くことができます。保育園や幼稚園、学童保育などでの仕事はもちろん、子どもの発達支援や教育に関わる仕事も選択肢としてあります。
育児知識を習得できる
保育士になると、子どもの育児に関する知識を身につけることができます。保育士の仕事では、子どもの成長や発達について学ぶ機会がたくさんあります。また、保育士として働くことで、子どもの健康や安全に関する知識も身につけることができます。したがって、保育士の経験が自分の子どもの保育でも活かせる点は大きなメリットだと言えます。
働き方が自由である
保育士の職業は、一般的に柔軟な働き方が可能です。保育士は、幼稚園や保育園などで子どもたちのケアや教育を担当する専門職ですが、その働き方は多様です。一般的なパートタイムやフルタイムの雇用だけでなく、時短勤務や派遣、臨時のスタッフとしても活躍することができます。
子どもに元気をもらえる
子どもたちと触れ合うことで、子どもたちの無邪気な笑顔や元気な姿からパワーをもらえます。また、子どもたちと一緒に遊んだり、学んだりすることで、保育士自身も新たな発見や成長をすることができます。
子どもたちの無邪気さや好奇心に触れることで、日常の煩わしさやストレスから解放され、心が軽くなることがあります。子どもたちとの関わりは、保育士にとってもプラスの影響をもたらします。
安定した職業である
保育士の職業は需要が高く、安定した雇用が期待できます。現代社会では共働き世帯が増え、保育施設の需要も高まっているため、保育士の需要も増加しており、就職先に困ることはほとんどありません。また、子どもの数が減少している現代でも、保育施設の利用率は高まっています。
保育士免許は生涯有効
保育士免許は一度取得してしまえば、生涯有効になります。免許の更新手続きや費用の支払いを都度行うことで、保育士としての資格を維持し、安定した職業生活を送ることができます。
まとめ
本記事では、保育士になりたいと思ったきっかけや理由を4つの動機に分けて解説しました。保育士になりたい理由にどんなものがあるか理解できたかと思います。保育士になりたい人は、なりたい理由を明確にしておくことがとても重要です。ぜひ、本記事の内容を保育士の面接理由を考える際などに活用していただければ幸いです。
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