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【卒園式で思い出に残るうた】選び方やおすすめの曲を紹介

ひらめきの表情を見せる保育士

卒園式は園生活の締めくくりとなる、大切な行事です。卒園式で歌われるうたは、子ども自身にとっても、保育士や保護者にとっても思い出の曲になります。子どもたちの出発にふさわしい曲を選んで、心に残る卒園式にしましょう。この記事では、卒園式で歌ううたの選び方やおすすめの曲を紹介します。

卒園式のうたを選ぶポイント

卒園式で歌ううたは、どのような点に注意して選曲すればよいのでしょうか。おおまかにイメージできても、いざたくさんの曲の中から1曲を選ぶとなると難しいものです。卒園式に合ったうたを選べるように、曲選びの基準を確認しましょう。

幼児が歌いやすいかどうか

子どもが歌いやすいかどうかは、一番重要なポイントです。子どもは音域が狭く、音程をコントロールする力もまだ発達していません。複雑なリズムをとったり、抑揚や強弱をつけたりするのも苦手です。

卒園式用の曲を選ぶ際は、まず幼児が音程やテンポをとりやすいかをチェックしてください。難しい曲を選んでしまうと、子どもはがんばって歌いこなそうと声を張り上げます。ある程度はしかたないですが、あまり張り上げ過ぎた声で合唱すると、卒園式のきちんとした雰囲気に合いません。

卒園式のうたは、音程やリズムがとりやすいか、子どもが歌いこなせるかどうかを考えて選びましょう。

ゆったりときれいなメロディ

卒園式では、卒園児へのさまざまな感情が湧き上がって気持ちが繊細になります。保護者をはじめとした出席者の気持ちに寄り添うような、美しいメロディの曲を選びましょう。卒園児が最後に歌う曲は、ゆっくりめのテンポの曲にするとより卒園式の雰囲気が高まります。

子どもにも大人にも心地よく響くきれいで感動的なメロディは、卒園式の感動を深めるポイントです。

わかりやすい歌詞

卒園式のうたを選ぶ上で、歌詞の内容は重要ポイントです。子どもが理解できる内容か、難しすぎる言葉が使われていないかを確認しましょう。子どもがうたの内容を理解して、気持ちを込めて歌えることが大事です。

曲が決まったら、歌詞の内容をわかりやすく説明して、子どもが自信を持って歌えるように指導します。卒園式直前は式での動き方など覚えることが多いため、その段階で急いで歌詞を覚えるのは子どもの負担になります。うたの練習は時間に余裕を持たせ、子どもが楽しみながら練習できるように計画しましょう。

初めて曲を聞く保護者にも伝わりやすいか

保育士や子どもは毎日練習して聞き慣れていますが、保護者は卒園式のうたをその場で初めて聞くかもしれません。初めて聞いたとしても、歌詞がわかりやすくメロディが聞きやすい曲を選びましょう。

保護者にとっては、子どもの成長を感じ、毎日子どもと通った園生活が終わる感慨深い瞬間です。卒園式のうたには、保護者への感謝やねぎらいの気持ちも込められています。「保護者のみなさま、ご協力ありがとうございました。子どもたちはこんなに立派に大きくなりました」というメッセージを込めて選曲しましょう。

卒園児におすすめのうた7曲

卒園児のうたとしておすすめの曲を紹介します。定番から比較的新しい曲まで、7曲ピックアップしています。1曲に絞りきれない場合は、2曲練習しておいてあとで決めても良いでしょう。

卒園児にはどんなうたがいい?

卒園児が歌う曲は、次のような内容が含まれているうたを選びます。

  • 卒園児が園で過ごした年月や思い出を振り返る
  • 周りの人への感謝の気持ちを伝える
  • 1年生になることへの希望が表現されている

紹介するうたは、どの曲も年長児が歌うのにぴったりな内容で、聞いていると感動が込み上げてくるような曲ばかりです。知っているうたもあるかもしれませんが、あらためてじっくり聞いてみてください。

「ありがとうこころをこめて」

穏やかなメロディに乗せて、生まれてからの成長と毎日を見守ってくれたことへの感謝が表現されています。ゆったりとした曲調で、じんわりと心に染み込んでくるような優しい曲です。

リズムが一定で音域も子どもに合っているので、子どもが安定して歌いやすいでしょう。曲自体がシンプルなので、ピアノ伴奏も控えめにして、一つひとつの歌詞を丁寧に伝えるように歌うと曲の良さが生かせます。

参照:ありがとうこころをこめて

「ありがとうさようなら」

昔から卒園式で歌われてきた定番の曲です。自分が子どもの頃に歌ったことがある保育士や保護者も多いのではないでしょうか。耳なじみがあるので、すんなりと内容が入ってきます。子どもの声で聞くと、言葉やメロディの美しさに胸が打たれます。

子どもが歌いやすいテンポとメロディで、歌詞も覚えやすいのでしっかり歌えます。2番は教室についての歌詞なので、省略してもよいかもしれません。ピアノ伴奏の難易度も高くなく、シンプルな伴奏で子どもの声を引き立てる曲と言えるでしょう。

参照:【童謡】ありがとう・さようなら(歌詞付き)

「さよならぼくたちのほいくえん」

卒園児が伝えたいメッセージが、しっかり伝わってくる定番の曲です。一緒に生活してきた友達への思い、園への愛着の気持ち、一年生になる喜びが歌詞に盛り込まれています。子どもが歌っているのを聞くと、満開の桜の下でランドセルを背負った子どもの姿が浮かんできて胸が熱くなります。

サビに盛り上がりがあり、美しいメロディラインです。ピアノ伴奏は、メロディの広がりを表現するために難易度高めになります。子どもには口を大きく開けて、はっきり歌詞を歌うように指導すると良いでしょう。

参照:【卒園ソング】新沢としひこがうたう「さよならぼくたちのほいくえん(ようちえん・こどもえん)」

「もうすぐりっぱな1年生」

活発なクラスにぴったりの明るい曲です。他の卒園ソングとは違う元気いっぱいの雰囲気で、園での思い出や1年生になる喜びが歌われます。保護者もクスッと笑いながら、子どもの成長を感じてうれしくなるでしょう。

アップテンポなリズムとユーモラスでわかりやすい歌詞の曲で、子どもが喜んで歌います。2分弱と短いため、2曲歌う場合の1曲目として選んでも良いでしょう。

参照:♪もうすぐりっぱな1年生 – わがままでいたずらでふざけるのがだいすきで〜♪

「6才のうた」

生まれたときからを振り返りながら、保護者への感謝、友達や保育士への感謝を伝えています。子どもの純粋な心や小さいながらがんばってきた日々がストレートに伝わり、思わず涙があふれてくるような曲です。

歌詞を覚えるには少し時間がかかるかもしれません。メロディが展開していくので、音程が多少外れても聞き応えがあります。ピアノ伴奏は前奏や間奏が特徴的で美しいので、歌うように弾きましょう。

参照:6才のうた【卒園ソング】

「たいせつなともだち」

進研ゼミで知られる、ベネッセコーポレーションの企画で誕生した卒園ソングです。園生活を振り返りながら、周囲の人みんなへの感謝や思い出を宝物として大切にしていく気持ちが表現されています。

子どもにとってメロディや歌詞で覚えるポイントが多めなので、じっくり練習します。ピアノ伴奏前奏や後奏の音域が広く目立つ旋律なので、スムーズに弾けるようにしておきましょう。

参照:ベネッセ 卒園ソング  この企画のメッセージ

参照:たいせつなともだち

「だいすきだよ。」

シンプルでいて力強いメッセージが込められたうたです。曲を作ったあそびうた作家「ぼくときみ。」のウェブサイトでは、「子ども達の歌の力を信じています」というメッセージが添えられています。初めて聞いても、友達と先生への素直な感謝の気持ちが伝わり、心に響きます。

簡単な言葉ばかりで、ゆったりとしていて子どもが歌いやすい曲です。

引用:卒園ソング  だいすきだよ。

参照:【卒園ソング】だいすきだよ。

在園児におすすめのうた7曲

在園児のうたとしておすすめの曲を紹介します。年少、年中クラスの子どもが歌うのにぴったりのうたばかりです。在園児のうたは卒園児とは違う元気なイメージの曲が多いので、卒園式で良いアクセントになるでしょう。

在園児にはどんなうたがいい?

在園児のうたは、元気で明るい曲や短かい曲も候補になります。振り付けが入っていると、かわいらしさが引き立って微笑ましい雰囲気になります。年少クラス、年中クラスが別で歌う場合は、年少クラスはシンプルなうたを選びましょう。一方で年中クラスは少し深い内容のうたにするなど、成長がわかるように配慮します。

「ありがとうの花」

感謝の気持ちがストレートに伝わる温かみのあるうたで、卒園式の場がふんわりと優しい雰囲気に包まれます。聞いている方も口ずさみたくなる、親しみやすいメロディです。サビの部分で、手で花の形を作る振り付けを入れるとかわいいのでおすすめです。年少クラスの場合は、少しゆっくりのテンポにアレンジして歌うとよいでしょう。

参照:ありがとうの花(おかあさんといっしょ)

「きみとぼくのラララ」

じんわりと心に響いてくるようなメロディで、大人でもじっくり聞きたくなるような曲です。友情がこれからも続いていくという思いが込められた、美しい歌詞が胸に迫ります。ゆっくり歌うとより曲の良さが伝わるので、子どもの声に合わせてテンポを調節しましょう。

年少クラスには、少し難しい内容かもしれません。年少と年中が別で歌う場合は、年中クラスが歌いましょう。

参照:きみとぼくのラララ

「にんげんっていいな」

「まんが日本昔ばなし」のエンディング・テーマだった曲で、保護者でも聞いたことがある方が多いかもしれません。年中クラスが歌うのにぴったりな曲で、卒園式の場が和んでほんわかとした雰囲気になります。

「小学校もがんばってね」のようなメッセージをクラス全体で言ったあとに歌うと、応援の気持ちを表現できます。バイバイと手を振る振り付けは、見ていてかわいらしくほほ笑ましいのでぜひ入れましょう。

参照:にんげんっていいな – まんが日本昔ばなし 歌詞付き 

「おひさまになりたい」

歌詞もメロディも覚えやすくかわいらしい曲で、年少クラスでも問題なく歌えます。ポイントは手でハートを作るサビの振り付けです。「◯◯ぐみさん、いっぱいあそんでくれてありがとう」などメッセージを添えて歌うと、ハートが卒園児への感謝の意味だと卒園児にもよく伝わります。リズムが良いので、リズムに乗って楽しく歌えます。

参照:おひさまになりたい【うた】作詞:新沢としひこ/作曲:中川ひろたか

「あしたははれる」

作詞作曲したのは、かつてNHKの「うたのおにいさん」を務めていた坂田修さんで、聞いていると元気になるうたです。曲のタイトルからも伝わる通り、聞いていると明日への希望が広がっていくようなイメージが浮かびます。「ずっと友達だよ」と友達を励ます内容で、卒園児との友情を爽やかな曲調に乗せて伝えられます。

参照:あしたははれる(おかあさんといっしょ)

「勇気100%」

NHKアニメの主題歌なので、耳なじみのある方が多い曲です。聞いている側も思わず体が動いてしまうリズムの良さで、ウキウキした気持ちになります。かけ声の部分でガッツポーズなど力強い振り付けを入れてもいいでしょう。とにかく元気いっぱい!というクラスにぴったりの1曲です。卒園児への応援歌として歌いましょう。

参照:勇気100%(第1期OP)

「みんなともだち」

「ずっとずっと友達だよ!」とストレートに伝わってくる曲です。保育園は一緒に過ごす時間が長い生活の場です。保育園生活で一緒に育った仲間だよと、明るい曲調で歌われています。歌詞もメロディも簡単なので、年少クラスも覚えやすいでしょう。

「〇〇ぐみさんおめでとう。ずっとともだちだよ」などの言葉とともに歌うと、メッセージがよく伝わります。

参照:みんなともだち

卒園式のうたを選ぶ手順

卒園式のうたを決める手順を紹介します。選曲は悩み過ぎると何が正解かわからなくなってしまうので、悩み過ぎないように選ぶ基準をクリアにしておきましょう。

どこから探す?

まず、子どもに合いそうな候補曲を何曲か集めましょう。できるだけ広い範囲から探すため、いろいろな情報源を利用します。以下は情報を集める手段の例です。

  • 卒園ソングブックや楽譜集
  • インターネット全般で検索 
  • Youtube
  • InstagramなどSNS
  • 先輩や同僚に聞く

Youtubeやインターネットでは、他園の卒園式の情報が見られるので参考になります。歌う曲だけでなく、入退場で使えそうな曲も合わせてチェックしておくと良いでしょう。スライドを流す時間や子どもが「おわかれのことば」を言う場面があるなら、そのBGM曲も必要になるので同時に調べます。

どうやって決める?

卒園式のうたを調べていくと、多くの曲が見つかります。集めた候補曲の中から1曲を選ぶために、おおまかな基準は3つあります。

  1. クラスカラー、子どもの雰囲気に合った曲
  2. 園の方針に合った曲
  3. 子どもが好きな曲、担任が好きな曲

歌うのは子どもですので、3つ目の基準が一番大事です。担任と子どもで相談して、「どのうたが好き」かを基準に決めるのがベストです。子どもにとって、自分たちで選んだことも良い思い出になります。準備期間に余裕があるなら、実際に何曲か練習して歌ってみても良いでしょう。

それでも決まらなかったら、最後は担任が決めましょう。子どもを毎日見守ってきた担任が、子どもたちへ贈りたい曲を選べば大丈夫です。うたを決めたら、早めに園長や主任に知らせます。

ピアノ伴奏はどうする?

卒園式のうたのピアノ伴奏についてはどう考えれば良いのか、説明します。ピアノ伴奏は卒園式の成功に欠かせないポイントの1つですので、しっかり準備しましょう。

伴奏も雰囲気を盛り上げる大切な要素

卒園式のピアノで大切なのは、普段より音符の数が多い、聴き映えのする楽譜で演奏することです。日常の保育で使う楽譜は、子どもが歌いやすいようにシンプルなものを使う場合が多いですが、卒園式は前奏や間奏も含めて華やかに聞こえる楽譜を使います。

卒園式は園生活を締めくくる特別な場で、園児が小学校という次のステップへと踏み出していくのを全員で祝う行事です。お祝いの場にふさわしい、ピアノの音色がなめらかで美しく響く楽譜で弾きましょう。

園の方針に合わせる

卒園式のピアノを誰が弾くかは、園の方針によって異なります。担任が弾く、副担任が弾く、担任ではなくてもピアノの得意な保育士が弾くなど、園によって違いがあります。どのくらいの難易度の楽譜で弾くのかについても、園によって基準が違うので確認しておきましょう。

ピアノ担当になったら

ピアノにあまり自信がないのにピアノ担当になった場合、強い緊張を感じるかもしれません。ここは保育士として、乗り越えなければならないがんばりどころです。本番までとにかく練習量をこなして自信をつけましょう。当日多少演奏の調子が悪かったとしても問題なく弾けるくらいに、楽譜を体に染み込ませます。

卒園式の時期はまだ肌寒い時期ですので、本番前は手を温めておきましょう。特にホールで式が行われる場合は、緊張とあいまって指が冷えて動かなくなります。カイロを当てたり、マッサージしたりしてほぐしておきましょう。

電子ピアノではなく生ピアノの場合は、タッチがそのまま音色に出ます。緊張で音色が弱々しくなると、子どものうたもしぼんでしまいます。ピアノの音で子どもの歌を応援する気持ちで、しっかり丁寧な音を出しましょう。

子どもの好きなうたですてきな卒園式に

本記事では、卒園式のうたの選び方やおすすめの曲を紹介しました。卒園式のうたは、卒園児と歌う最後のうたになります。子どもの思い出に残る1曲を選んで、心をこめて小学校へ送り出しましょう。

卒園式で子ども達の立派に成長した姿を見るのは、保育士として喜びの瞬間です。やりがいや楽しさのある保育の仕事を長く続けていくために、自分に合った園を探してみませんか。園によって保育方針や職場環境はさまざまです。

今悩んでいることも、環境が変われば悩みそのものがなくなるかもしれません。自分に合う保育園と出会うために、一歩を踏み出してみてください。


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