「保育士はボーナスをどれくらいもらえるの?」
「支給日や支給回数は決まっているの?」
ボーナス額の設定は各園が自由に決められるため、支給額がゼロの保育園もあれば4.5ヶ月分支給する保育園もあります。
どの保育園で働くかによって、受け取るボーナスの総額が大きく変わるでしょう。
本記事では、保育士のボーナス事情を徹底解説します。記事後半では、ボーナスを上げる方法を紹介しているので、今の受け取り額に満足していない方はできる行動を試してみてください。


【条件別】保育士の平均ボーナス

さっそく、保育士の平均ボーナスを条件別で見ていきましょう。
これを見れば、あなたのボーナスが平均水準を満たしているかを確認できます。
私立・公立別
令和5年度の賃金構造基本統計調査によると、特別手当等を含む私立保育士の平均ボーナスは約71万円です。
公立保育士は、地方公務員としてボーナスが支給されます。人事院の発表によると令和5年度における地方公務員(一般職員)のボーナス支給月数は、4.5ヶ月分です。

ボーナスは基本給に支給月数をかけて計算されるケースが多いので、基本給が17万円の場合は「17万円×4.5ヶ月分」で、およそ77万円です。
私立保育士の平均ボーナスは約71万円なので、公立保育士は私立保育士よりも平均ボーナスが高い傾向にあるのがわかります。
年齢別
以下は、年齢別の平均ボーナスを示した表です。
年齢 | 年間賞与(円)※その他特別手当も含む |
20代 | 37万 |
30代 | 72万 |
40代 | 83万 |
50代 | 84万 |
60代 | 81万 |
20代は経験が浅いため、上の年代の保育士よりもボーナスが低いです。
30代は20代より、ボーナスが35万円もアップします。実績や能力が評価され、ボーナスに反映したと考えられます。
40代以降になると、ボーナスはさらに高くなります。40代以降は園長や主任などの役職に就く方が増えるため、責任の重さが評価されるのでしょう。
経験年数別
以下は、経験年数別の平均ボーナスを示した表です。
経験年数 | 年間賞与(円)※その他特別手当も含む |
0年 | 4万 |
1〜4年 | 61万 |
5〜9年 | 66万 |
10〜14年 | 73万 |
15年以上 | 99万 |
経験年数0年の新卒保育士は、年間のボーナスが5万円にも届いていません。ほとんどの保育園が、入社1年目の保育士に夏のボーナスを支給していないためです。
経験年数が1年を超えるとボーナスが満額でもらえるので、支給額がグッと上がります。



経験年数を積むほど能力や貢献度が高く評価されるので、ボーナスも比例して上がっていきます。
保育士のボーナスの支給日と回数





保育士のボーナスの支給日と回数って保育園ごとに違うの?
公務員である公立保育士の場合、6月と12月の2回にわけてボーナスが支給されると決まっています。
対する私立保育士のボーナスの支給日や回数は、各園で異なります。代表的なパターンは、以下の3つです。
順番に見ていきましょう。
年2回の賞与の場合は夏と冬
ボーナスの支給回数を2回に設定されている場合は、夏と冬に支給します。
公務員の支給日に合わせて、夏は6月〜7月、冬は12月頃に支給する保育園が多いです。
支給月数の振り分けは、保育園側が自由に決められます。
たとえば、ボーナスの支給月数が3ヶ月分の場合「夏に1.3ヶ月分/冬に1.7ヶ月分」「夏と冬1.5ヶ月分ずつ」などと柔軟に設定できます。
年3回の場合は夏・冬・年度末
ボーナスの支給回数が3回に設定されている場合は、夏・冬・年度末に支給されるケースが多いです。
年度末のボーナスは、3月に確定する決算の業績に連動して支給する方法がよく用いられます。この場合、保育園の業績がよくなければボーナスが減額されるでしょう。
ボーナスなしの保育園もある
くりかえしですが、民間企業の私立保育園の場合、ボーナスの支払い義務はありません。ボーナスの支給が一切なくてもよいわけです。
確実にボーナスがほしいなら、求人票に「賞与あり」と記載があるかをチェックしましょう。



ただし、ほとんどの保育園がボーナスを支給しています。ボーナスなしの保育園は保育士が集まりにくく、人材確保の面で不利になるためです。
保育士のボーナスの支給月数は2〜4.5ヶ月分


先述のとおり、ボーナスの支給月数は保育園側が自由に決められます。
ボーナスを支給している保育園でよく見かける設定は、2〜3ヶ月分です。なかには、4.5ヶ月分の支給月数を設定している保育園もあります。



ボーナスが高い保育園ってすぐに見つかるの?
このような疑問をおもちの方もいるでしょう。
ボーナスが高い保育園を探したい方は、弊社「しんぷる保育」にご相談ください。


しんぷる保育は一都三県の東京・神奈川・千葉・埼玉を中心に、保育士の就職・転職をフルサポートするエージェント会社です。一都三県の保育園とほぼ取引しているため、あなたの希望条件に合う求人を幅広く紹介できます。
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保育士のボーナスの計算方法


ボーナスの計算方法を解説します。実際にもらえる額を正確に把握したい方は、覚えておくと役立ちます。
ボーナスは「基本給×⚪︎ヶ月分」という計算方法が用いられるケースが多いです。
基本給15万円でボーナスが2ヵ月分
15万円×2ヵ月分=30万円 ボーナス額30万円
基本給が16万円でボーナスが4ヵ月分
16万円×4ヵ月分=64万円 ボーナス額64万円
求人票の情報を見てボーナスを計算する際は、給与情報の見方に注意が必要です。給与情報が基本給ではなく「月給」で記載されている場合があるからです。



月給とは基本給に、役職手当や資格手当などの諸手当が含まれたものです。
月給を基本給と勘違いして計算してしまうと、実際の受け取り額に差が生じてしまいます。後悔しないためにも、正しい情報を確認する意識をもちましょう。
保育士のボーナスが低くなる3つのケース


保育士のボーナスが低くなるケースを紹介します。
主に以下3つのケースがあげられます。
順番に見ていきましょう。
入社1年目の新卒保育士
入社1年目の新卒保育士は、ボーナスが低くなる可能性が高いです。初年度の夏ボーナスは、支給対象外になるケースが多いためです。
ボーナスの支給額は、個人の継続年数や能力、勤務態度などを人事が評価したうえで決められます。新卒保育士の場合、夏を評価期間にあてて、冬から支給がはじまる場合がほとんどです。



保育園によっては、気持ちとして少額のボーナスを支給してくれるところもあります。
転職1年目の中途保育士
転職1年目の中途保育士も、ボーナスが低くなる可能性が高いです。新卒保育士と同様に、初年度の夏は評価期間となり、夏のボーナスがもらえないケースが多いためです。
夏のボーナスがないぶん、転職1年目は前職の年収を下回りやすいです。この仕組みを覚えておくと、見通しをもって働けるでしょう。
産休・育休中の保育士
産休・育休中もボーナスは支払われます。しかし、保育園の就業規則の規定によって、減額される可能性があります。
たとえば、査定期間の出勤数に応じてボーナスを算定しているケースです。ボーナス額を決めるにあたって保育園側は「算定期間」を設けています。夏の場合は10~3月、冬の場合は4~9月に設定しているところが多いです。



この期間中に産休・育休が重なれば出勤日数が減るため、日割り計算でボーナスが減額される場合があります。
査定期間と産休・育休が丸々重なると、ボーナスが一切支払われない可能性もあります。就業規則を事前に確認し、ボーナス支給の条件を把握しておきましょう。
保育士のボーナスを上げる4つの方法





ボーナスを上げる方法ってあるの?
以下は、ボーナスアップが期待できる方法です。
順番に解説していきます。
1.継続して働く
ボーナスは、勤務年数に応じて上がっていく傾向にあります。
年数が長いほど保育園に貢献していると評価されるため、継続して働くとボーナスが高くなりやすいです。
今の職場で働き続けるのが難しい場合は、転職する際に長く働けそうな職場を探すと良いでしょう。
2.勤務態度で良い評価を得る
ボーナスは、勤務態度の評価に応じて上がるケースもあります。
以下は、人事からの高評価を獲得しやすい勤務態度の例です。
- あなたの業務をコツコツこなす
- あなたの業務+αの仕事をする
- 保育園をよりよくするために積極的に動く
- 保護者対応を丁寧におこない保護者の評価を高める
主体性をもって真面目に働けば、頑張りを評価してもらえる可能性があります。
3.キャリアアップする
キャリアアップを目指すのも、ボーナスを上げる方法のひとつです。役職につけば基本給が上がり、付随してボーナスも高くなります。
厚生労働省の調査では、保育士の年収は306万円、園長の年収は638万円という結果が出ています。
役職につくと、年収が大幅にアップするのがわかるでしょう。これには、ボーナスの増加も含まれていると考えられます。
4.ボーナスが高い保育園に転職する
すぐにボーナスを上げる方法は、転職です。
たとえば、現職のボーナスが2ヵ月分の場合、基本給が一緒でボーナス4ヵ月の保育園に転職すればボーナスは2倍になります。



ボーナスが高い保育園って簡単に見つかるの?
このような疑問をもつ方もいるでしょう。
以下は、ボーナスが高い保育園の代表的な特徴です。
- 国からの補助金が多い認可保育園
- 運営会社の経営が安定している保育園
- 保育者の働きやすさを優先に考える保育園
補助金が手厚い認可保育園や上場企業が運営する保育園の求人を重点的にチェックすると、ボーナスの高い職場が見つかりやすいでしょう。
ボーナスが高い保育園を探すときの注意点


求人を探すときは、ボーナスの条件だけに焦点を当ててはいけません。
ボーナスの支給回数や支給月数などの条件がよくても、基本給が低ければボーナスも少なくなるからです。
たとえば、以下のA保育園はB保育園よりも2ヵ月分も多くボーナスが支給され魅力的な求人に見えます。しかし、基本給が低いため、ボーナスの総支給額はB保育園よりも少ないです。
ボーナス3ヵ月分 年3回支給 基本給11万円
11万円×4ヵ月分=44 ボーナス額33万円
ボーナス2ヵ月分 年2回支給 基本給19万円
19万円×2ヵ月分= ボーナス額38万円
条件だけを見て判断するのではなく、実際にもらえる額を計算する作業が大切です。
ボーナスが高い保育園に転職するなら「しんぷる保育」にご相談ください



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保育士のボーナスに関するよくある質問
最後に保育士のボーナスに関するよくある質問と回答をまとめます。
パートやアルバイトの保育士にもボーナスは支給されますか?
パートやアルバイトの保育士には、一般的にボーナスはありません。
ただし、気持ち程度で支給する保育園もあります。
正社員のように「◯ヵ月」というまとまった額ではなく、数万円程度の場合が多いです。
保育士のボーナスが100万の保育園はありますか?
先述のとおり、私立保育園の平均ボーナスは約71万円です。経験が浅い保育士や役職がつかない保育士は、100万円のボーナスを受け取るのは難しいといえます。
ただし、主任や園長といった管理職になると、基本給も一気に上がるので、ボーナスが100万円を超える可能性は十分にあります。
保育士1年目の夏と冬のボーナスはそれぞれいくらですか?
先述のとおり、保育士1年目は夏のボーナスがないケースがほとんどです。冬のボーナスから、正式に支給されます。
支給額は、各園の基本給や支給月数によって異なります。
たとえば、基本給が15万円でボーナス2ヵ月分の保育園の場合。入社1年目の新卒保育士は、夏ボーナスの1ヵ月分を引いた15万円相当のボーナスが冬に支給されます。
保育士2年目・3年目はボーナスがアップしますか?
2年目、3年目は、ボーナスが上がっていく可能性が高いです。ボーナスは、経験年数に応じて、上がっていく傾向にあるためです。
大幅な増額は難しいですが、少しずつボーナスアップが期待できるでしょう。
保育士のボーナスは条件や保育園によって異なる!
保育士のボーナスの支給額や支給条件は保育園が自由に決められます。ボーナスなしの保育園もあれば、4.5ヵ月分の給料を支給する保育園もあります。
今よりもボーナスを上げたいなら、主に以下の方法が効果的です。
- 継続して働く
- 勤務態度で良い評価を得る
- キャリアアップする
- ボーナスが高い保育園に転職する
ボーナスは、経験年数や勤務態度、役職の有無によって上がる傾向にあります。実力と実績をつければ、ボーナスアップを目指せるでしょう。
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