保育士のやりがい7選|大変なことも一緒に解説【エピソード付き】

保育士がやりがいを感じる瞬間は?

働いていて大変なこともあわせて知りたい

保育士のやりがいは、人によって感じ方が異なりますが、自分の関わりにより子どもを笑顔にした瞬間や保護者から直接感謝の気持ちを伝えられたときに、やりがいを感じる方が多いです。

保育士は長時間労働や人間関係に悩みやすく、肉体的にも精神的にも大変な職業です。それでも多くの保育士が働き続けられるのは、やりがいを感じる瞬間があるからでしょう。

本記事では、保育士がやりがいを感じる瞬間7選をエピソードを交えて紹介します。働いていて大変なことや、やりがいがわからなくなったときの対処法も解説するので最後までご覧ください。

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片野秋子のプロフィール(監修者)
目次

保育士がやりがいを感じる瞬間7選

子どもを抱っこして笑顔を見せる保育士

さっそく、保育士がやりがいを感じる瞬間を6つ紹介します。

  • 子どもの笑顔を引き出せたとき
  • 子どもの成長を感じられたとき
  • イベントごとを成功させたとき
  • 園児の卒園を見送ったとき
  • 社会にとって必要な存在となっている
  • 保護者から育児の相談をされたとき
  • 保護者から感謝されたとき

内容を読めば、保育士のやりがいを再確認できるでしょう。

1つずつ解説します。

子どもの笑顔を引き出せたとき

自分の声かけや考えた活動によって子どもの笑顔を引き出せたときは、保育士だからこそ味わえる特別なやりがいです。

無邪気で純粋な子どもの笑顔は、何にも代えがたい輝きです。

仕事がうまくいかないときや疲れているときも、子どもの笑顔を見ると心が軽くなり、また頑張ろうという気持ちになります。

子どもの成長を感じられたとき

保育士の仕事の魅力の1つとして、多くの保育士の方が子どもの成長が見られたことを挙げるでしょう。

家庭と保育園での子どもの様子を互いに把握しておくことで、話せる語彙が増えたり、苦手だった食材が食べられるようになったりと成長に気付きやすくなります。

子どもの成長に立ち会えた瞬間は大きな喜びを感じます。

片野秋子

ハイハイしていた子がはじめて捕まり立ちをしたときや、オムツだった子がトイレではじめて排泄ができたときは成長を感じてとても嬉しかったです!

イベントごとを成功させたとき

子どもたちや職員同士で大きな行事を成し遂げたときにはやりがいを感じられます。

特にクリスマス会や運動会などの大きな行事は、当日に向けて話し合いを積み重ね、トラブルを共に乗り越えていくことで職員の間に信頼感も生まれます。

行事を成功させられたときには、保育士としての自信にもつながります。

片野秋子

運動会や発表会は準備や練習が大変です。

しかし、その過程で見られる子どもの成長や、本番を楽しむ子どもや保護者の姿を見たときに大きなやりがいを感じます。

園児の卒園を見送ったとき

保育士にとって、子どもの卒業式に立ち会うことは大きな達成感を味わうことでしょう。

子どもたちの成長や、子どもたちと共に乗り越えたことなど、園で過ごした子どもたちとのさまざまな思い出がよみがえるでしょう。

クラスの担任として関わっていれば、子どもたちを見守れたと感じられ、大きなやりがいを得られるでしょう。

このように、子どもたちと関わり、成長する姿を近くで見守ることができる貴重な職業です。

担当していた子どもたちが卒園する姿を他の保育士の方と一緒に見届けることで、同じ気持ちで感動を味わえるかもしれません。

社会的意義を感じたとき

保育士の仕事は、保育ができない事情がある保護者に代わって保育をすることです。

夜遅くまで働いている保護者に対しては夜間保育もあるので、保育施設は子育てをする人達にとって役立っており、保育士の方も大いに貢献しているでしょう。

日々の保育の中で感じるやりがいや魅力はたくさんありますが、それと同時に社会に貢献できることも保育士の仕事の大きな魅力です。

保護者から育児の相談をされたとき

保育士の方は、保護者が育児について悩んでいるときの相談相手になることが多いです。

保護者の中には、保育士としての仕事ぶりをみて、悩みを相談するか決めている人もいます。そのとき、子どもの対応方法に関して経験と知識がある保育士であれば、保護者の気持ちに寄り添った適切なアドバイスができるかもしれません。

このように、保護者の方に相談されるということは、信頼を得られている、認められていることでもあるので、保護者から育児相談をされることにより、保育士さんとしてのやりがいを感じる方もいるでしょう。

片野秋子

私のことを信頼して保護者が相談してくださったときは、とても嬉しいです。

日々の中で信頼関係ができていることを実感します。

保護者から感謝されたとき

保護者から「いつもありがとうございます!」「あなたが担任で本当によかった」など感謝の言葉をかけられたとき、役に立っている実感を感じます。

また、日々の努力が認められていると感じ、仕事へのモチベーションにもつながります。

保育士をしていて大変なこと6選【エピソード付き】

悩み込む保育士

保育士をしていて大変な部分も知りたい!

保育士は給料が低く、残業が多いイメージが強い職業です。給料や労働条件の厳しさを含め、保育士が大変に感じる場面を6つ紹介します。

  • 給与が低い
  • 適正な休憩が取れない
  • 残業が多い
  • 自由に休みを取りにくい
  • 保育士間の連携がうまくいかない
  • 保護者対応が難しい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

保育士の大変なことは以下の記事でさらに詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

給与が低い

保育士の業務は、子どもの命を預かる責任感のある仕事です。

保育活動以外にもいろいろな業務があり、その業務内容の量に対して、給与が見合わないと考える方も多いでしょう。

保育士の中には手取りで12万~15万と給与が低く、手残りは寂しいために、生活が成り立たず職種を離れてしまう方もいるようです。

国税庁が発表した給与調査での全職種の平均年収440万円と比較しても約50万円の差があり、収入に差があることがわかります。

都会や都心に近ければ近いほど平均給与が高くなる傾向があるため、就職先を決める際には勤務地のエリアを1つの参考にすると良いでしょう。

以下の記事では、保育士の給料が高い都道府県をランキング形式で紹介しています。就職先や転職先を考える際の参考にしてみてください。

適正な休憩が取れない

保育園によっては適正な休憩が確保されていません。

労働基準法の第三十四条では、8時間の労働時間に対して1時間の休憩時間を設けると定められています。また、休憩は労働環境から完全に離れた状態で取る必要があります。

この法律の規定に照らすと、以下の環境は労働基準法に反した状態です。

労働基準法に反した休憩の取り方
  • 休憩時間を短縮する
  • 子どもと同じ部屋で休憩を取る
  • 休憩時間に子どもと一緒に給食を食べる
  • 休憩時間に仕事をしている保育士を放置する

休憩時間がないもしくは短い場合や、心身が休まらない空間で休憩をとっている場合、疲れが取れません。疲労感やストレスが蓄積して、つらさを感じやすくなります。

片野秋子

わたしは休憩時間に連絡帳を書いていたことがありました。

周りの先輩がそうしていたので「自分もやらなきゃ!」という気持ちになっていました。

園全体で休憩をしっかり確保する意識が大切です。

残業が多い

保育園では早朝保育から延長保育まで対応していて交替勤務の園が多くあるため、その日の予定によっては持ち帰りの業務や、残業が発生する場合もあります。

大きなイベントの前や年末などは残業が連日続けてあることが多く、保護者対応などの急な仕事が入って業務が予定通り進まなかったりすることがあります。

 10年目にもなれば責任のある仕事を任され、年数が経てば経つほど仕事量が増えてしまうこともよくあることです。

片野秋子

残業が夜遅くまである保育園で働いた経験があります。

疲労感が強く、転職を考えるきっかけにもなりました。

自由に休みを取りにくい

保育士は自由に休みが取りにくい職種です。

土曜保育を実施している保育園も多いため、安定的に土日休みが取れない場合があります。

また、有給休暇を希望通りに取得できないケースも珍しくありません。保育園には夏休みや冬休みがなく、その時期を狙って有給休暇の希望を出す職員が多いためです。

休みを取得できなかった場合、旅行や帰省の計画が思うように立てられず、ストレスを感じることもあります。

保育士間の連携がうまくいかない

クラス運営を複数の保育士で行う保育園では、保育士間の連携が必要不可欠です。

しかし、関係性が悪い職員やチームプレーが苦手な職員と同じクラスになると思うように連携が取れません。

コミュニケーションがスムーズに取れないとストレスが蓄積します。また、クラス運営もうまくいかなくなり、精神的に追い詰められやすいです。

保護者対応が難しい

保護者対応は常に配慮が必要です。

言葉選びを間違えたり、声かけのタイミングを誤ったりすると、クレームや信頼関係の悪化につながりかねません。

保護者対応の大変さは保育士を辞めたい理由の1つにもあがっています。以下の記事では保育士を辞めたくなる理由や対応策を解説しているので、あわせてご覧ください。

保育士に向いている人の特徴3選

保育士に向いている人ってどんな人なの?

保育士には、さまざまな能力やスキルが求められますが、特に以下3つの特徴を持つ人は保育士に向いています。

  • 責任感が強い
  • 貢献心がある
  • 臨機応変に対応できる

順番に見ていきましょう。

以下の記事では、保育士に向いている人の特徴を9つ紹介しています。向いていない人の特徴もあわせて解説しているので、参考にしてみてください。

責任感が強い

保育士は子どもの命を預かっているため、責任感がある人でなければ務まりません。

仕事中は常に子どもが怪我や事故に遭わないよう細心の注意を払う必要があります。

子どもたちの安全を最優先に考え、責任を持って行動できる人が保育士に向いているといえます。

貢献心がある

貢献心がある方は、保育士に向いています。

以下は保育士の役割であり、貢献心が根っこにないと適切に役割を果たせないためです。

保育士の役割
  • 子どもの健全な成長・発達を支援する
  • 保護者の悩みや不安に寄り添い支援する
  • 子育て環境向上のため地域との交流を深める

相手のことを考えての行動は、思いやりや真摯な姿勢として現れます。このような心構えを持つことで、子どもや保護者から信頼される保育士になります。

臨機応変に対応できる

保育士は、臨機応変に対応できる力も求められます。

子どもの体調や気分により予定どおりに活動が進まないこともあるためです。

どんなときでも冷静に対応できる保育士は、子どもたちにとっても安心できる存在です。

保育士のやりがいを感じられなくなった場合の対処法3選

ひらめきポーズをする保育士

やりがいを感じられなくなったら、どうしたらいいの?

大変なことのほうが多くなり、保育士のやりがいを見失ってしまう方もいるでしょう。実際にやりがいを感じられなくなったら、以下の対処法を試してみてください。

  • 自分の強みを振り返る
  • 親しい同僚や先輩に相談する
  • 転職を検討する

どれも保育士のやりがいを再確認できる方法です。

自分の強みを振り返る

やりがいを感じられない方は、保育士としての自分の価値や能力が見えなくなっている可能性があります。

自分にしかない強みや得意分野が見えてくると、保育士としての自信が回復し、仕事に対するやりがいも感じやすくなります。

自分の強みは、紙に書き出してみると可視化されて整理しやすいです。

また、インターネット上で公開されている自己診断ツールなどを活用して、客観的に自分の特性を把握する方法もあります。

親しい同僚や先輩に相談する

今抱えている悩みや不安は、親しい同僚や先輩に相談すると解決の糸口が見つかる場合もあります。

また、第3者の話を聞いて、自分では盲点だった保育の楽しさややりがいを再発見できるケースも少なくありません。

あなたの普段の頑張りや成長ぶりなども聞けるため、自信を取り戻すきっかけにもつながりやすいです。

転職を検討する

やりがいを感じられない原因は、職場環境にある可能性もあります。

以下はやりがいを感じられなくなる職場環境の例です。

やりがいを感じられなくなる職場環境の例
  • 給与が低く生活への不安感が強い
  • 人手不足で子どもとゆっくり関われない
  • 残業が多く疲労が蓄積し楽しめる余裕がない
  • 上司の高圧的な指導に保育士としての自信を失ってしまった

このような環境下ではやりがいを感じることは難しいです。現在の職場で改善が見込めない状況であれば、転職も前向きに検討してみてください。

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保育士のやりがいを見つめ直して仕事の楽しさを取り戻そう

保育士は子どもの成長の瞬間に立ち会えるほか、保護者から直接感謝の言葉をもらえるやりがいの多い仕事です。

本記事で紹介した7つのやりがいを読んで、保育士の魅力を再確認できた方も多いのではないでしょうか?

やりがいを感じられなくなった方は、当記事でお伝えした対処法を試してみてください。行動に移すことで、保育の楽しさやあなたらしい働き方がきっと見えてきます。

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