保育士の仕事は日常の保育と行事の準備に追われ、忙しい毎日。なかなか有給が取れず、ストレスも溜まりますね。今年限りで辞めようかな…そんな気持ちになることも多いのではないでしょうか。
今回は保育士の仕事を振り返り、日々の辛さを軽減できることを考えます。辞めたい理由を明確にし、解決できることを見つけてみましょう。
保育士辞めたい!その理由をしっかり見極めよう
保育士を辞めようかな……。そんな風に思う時とはどんな時でしょうか。
・忙しい毎日に疲れてしまった
ケガをしないよう見守りながらも思い切り遊びこんだり、保護者とのかかわりや様々な対応があったり、研修・勉強会や出張があったり、毎日の保育の下準備やお便り帳、クラスだよりと保育士の仕事は盛りだくさんです。時には自宅へ持ち帰り帰宅後も仕事をすることもあるのではないでしょうか。忙しい毎日に疲れが続くと退職しようかなという気持ちがよぎりますね。
・先輩や同僚との人間関係に疲れた
新人のうちは園の雰囲気がわからず、先輩保育士たちとの関りにも気を使うこともあるでしょう。その日の気分によって対応が変わる先輩や、厳しく指導を受けることもあるかもしれません。自分が先輩と呼ばれる頃には後輩の育成や実習生の指導、園の運営やスタッフの配置など、たくさん気遣うことがあるでしょう。
子どもと向き合う保育だけでも大変なのに、人間関係に悩むのは心が疲れてしまい退職して楽になりたいと思うこともありますね。
・有給が取りにくい
保育園は土・日曜日オープンし、早朝・延長保育をしている園もあります。社会からのニーズが高まり非常に長い時間子どもを受入れなくてはならずスタッフが不足している現状です。そんな中だと体を休めるための有給さえ取りにくく、長期の休みで旅行などはもってのほか。さらに勤務年数が少ない新人などは、年功序列の雰囲気がある園であれば余計に休みが取りにくく、我慢を強いられることが多いでしょう。
・相談できる人がいない、相談できる雰囲気ではない
ちょっとした愚痴や悩みを話す人がいない、話すと噂や陰口になりやすい、という雰囲気の園も多くあることでしょう。勤務の待遇などについて話したくても事務局や運営事務所がなく、主任や園長に話すこともなかなか難しいことがありますね。
自分の気持ちや悩みを抱えてしまい、出口が見つからず退職するしかないと追い込まれている人も多くいることでしょう。
・子どもと上手くかかわれず、保育士に向いてない気がする
保育士は明るく元気に、楽しく笑顔で! といったイメージがありますがクラスの中には元気でヤンチャな子ども、特別な配慮が必要な子どももいることでしょう。また逆になかなか自分を出し切れずかかわりの難しい子どももいますね。
個性豊かな子どもたちをまとめることはとても大変なこと。うまくかかわれなくて悩み、いつも騒がしくケンカが絶えないこともありますね。
相談をしたりアドバイスをもらったりすることができず、保育士に向いていないのかもしれないと自分を責める人もいるのではないでしょうか。
退職したいと思う時は様々な理由があることでしょう。まずは自分の中にある辛さや思いを書き留めるなどし、明確にすることが大切です。解決の糸口が見えてくるかもしれません。
退職を決める前にできることとは?
退職したい、仕事が辛い…という思いが募ると、気持ちが先走り退職の意思を早く伝えてしまいたいという気持ちになってしまいます。ですが、もう一度解決のためにできることを考えてみましょう。
同僚や先輩に相談してみよう
まずは自分の辛さや気持ちを同僚やクラスの先輩などに話してみましょう。意外と他の保育士も同じ気持ちでいるかもしれません。また、同じことを経験し解決する方法を知っているかもしれません。
共感をしてもらうだけでも心は軽くなりますよ。また、意外な解決方法を聞くことができ、そんな時もあったよ!と経験談を聞くことで先の見通しが立ち、辛い気持ちから解放されるかもしれません。
まずは自分の気持ちを聞いてもらうことが大切です。
セルフメンタルケアしてみよう
なかなか自分の気持ちを話すことができない、そういった環境ではない、勇気が出ない……という人は、自分でケアしてみましょう。
例えば休日は保育の仕事から心も体も開放し出かけたり、プチ旅行をしてみたり、辛いことや悩みを書き留めておくこともいいでしょう。保育士として働いている友達に会うことで、話しを聞いてもらうのもいいですね。
自分の普段の環境を少し変え、日々の喧騒から離れることも大切ですね。
保育士という仕事のすばらしさを再確認しよう
保育士は小さな子どもたちと関わり育てることで、間近で成長を見られる貴重な仕事です。また社会のニーズも高く大切な仕事であり、保育士は大切な存在です。保育士資格を持ち、子どもを育てる仕事は他にはない喜びや充実感を得られる素晴らしい仕事です。
保育士を活かせる様々な職場、勤務形態を知ろう
それでもなかなか気持ちが切り替えられない時は、思い切って職場環境を変えることも考えてみましょう。様々な保育園があり、環境や勤務形態も違います。合わないのは自分の努力が足りない、保育士に向いていないからではありません。自分を責めることなく、新しい環境で働くのもいいかもしれませんね。
保育士の資格を活かせる仕事はたくさんあります。保育園といっても、認可保育園をはじめ、院内保育園、社内保育園、認定こども園など今は様々な形態があり、また働き方も正職員、派遣保育士、パートなどさまざま。保育士のニーズは高まっています。
どんな環境で、どんな働き方をしたいのか今一度自分を見つめなおしてみましょう。
まとめ
保育士の仕事はとても大変で忙しいですが、やりがいも多く充実した仕事でもあります。退職を決める前にまずは誰かに相談する、自分でできる気分転換をしてみることが大切です。
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